私は2023年2月から4か月間、フランスのLyon(リヨン)に語学留学し、海外での生活を体験しました。たったの4か月!?そう思われた方も多いかと、、、でも私にとってその4か月は人生の財産。一生の思い出と一生の友達を手に入れ、今まで知らなかった新しい自分を発見することができたんです。日本に帰国して2か月経った今でも「あの毎日は夢だったんだろうか、、、」と浸ってしまうほど。海外に行くことを迷っている方にはぜひ読んでほしい!そんなblogです。
リヨンはフランス南東部に位置し、フランス第2の人口を持つ都市と言われています。私はその中でもリヨン・カトリック大学の語学学校に留学しました。留学を決めた経緯、授業の様子などはまた別の記事でお話していきますね。
実は私、20歳を超えるまで海外経験なし!5教科で言ったら断トツで英語が好きだし、普段洋楽ばかり聴いている私ですが、家族で海外旅行に行ったこともなく、ごく平凡な家庭に生まれた私にとって海外に行くなんて夢のまた夢。しかし!大学生になってバイトができるようになり、自分の中で大きな一歩となる海外旅行を経験しました。行き先はパリ。パリを選んだ理由はいろいろあります。13年間バレエを習っていてパリ・オペラ座バレエ団が好きだったこと、高校・大学でフランス語を勉強していること、、、などなど。その旅行のために必死にお金を貯めて、友達と2人でパリに2週間滞在しました。
その後、語学留学として再びフランスへ行くことが決まった私は、旅行の時と同様にエミレーツ航空を利用しました。ドバイを経由するのも2度目ということで、「せっかく通るなら数日間滞在したい!」そう思った私は、フランスへ行く途中ドバイで4日間観光することを決めました!
そこから始まり、この4か月で私が訪れた場所はというと、、、ドバイ(UAE)、リヨン(フランス)、コルマール(フランス)、ストラスブール(フランス)、ボルドー(フランス)、アルカッション(フランス)、アヌシー(フランス)、ジュネーヴ(スイス)、ニース(フランス)、ローマ(イタリア)、ナポリ(イタリア)、アテネ(ギリシャ)、サントリーニ島(ギリシャ)、イスタンブール(トルコ)、イズミル(トルコ)、ソフィア(ブルガリア)、シチリア島(イタリア)、モンペリエ(フランス)、トゥールーズ(フランス)、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、カレ(フランス)、マルマリス(トルコ)、フェトヒエ(トルコ)、アンタルヤ(トルコ)
(おそらく)全25都市!ほとんどはイギリスに留学していた友達(日本で大学が同じ)または留学中に出会った外国人の友達と周っていましたが一人で訪れた都市もあります。どのように周っていたか、どのように計画していたかなどはまた別の投稿で!各国の思い出や訪れた場所についても別の投稿で細かく書いていこうと思います♪
語学学校ということで、様々な国から来た学生と関わることができました。元々外国語には興味がありましたが、友達ができるとやっぱり変わるんです。私にとって言語は他の国の方と仲良くなる大きなきっかけになりました。留学前にスラスラと話すことができたのは日本語オンリー。小学生の頃から英語を勉強していたとはいえ、日常的に使う機会はなかったので、流ちょうに話せるわけでもなく、フランス語も周りと比べて得意、勉強するのが好きというだけで日常会話ができるにも至らないほどでした。そんな私は留学前と現在の語学力を、1から5(自分の現時点での最高レベルを5とする)で表すと次のようになります。
英語 | 3.5 → 5 |
フランス語 | 2 → 4 |
韓国語 | 0.1 → 3 |
トルコ語 | 0 → 3 |
中国語 | 1 → 1.5 |
台湾華語 | 0 → 1 |
広東語 | 0 → 1 |
ペルシャ語 | 0 →1.5 |
アラビア語 | 0.5 → 1 |
ロシア語 | 1 → 1 |
スペイン語 | 0.5 → 1 |
イタリア語 | 0 → 0.5 |
フランスに留学したにも関わらず、思いのほか英語も同じくらい上達したんです。フランス語だけをガッツリと習得したい方には私の留学方法はオススメできませんね(笑)語学学校なので、フランス語をゼロから始める学生もいたし、他の国の友達と深い話を手っ取り早くするにはやはり英語が必須なんです。私の元々のフランス語力だけでは友達とここまで仲良くなるのは難しかったと思います。しかし英語も実用的に使った経験はそれまでなかったので、英語圏ではないのに英語力も磨くことができたという、個人的に一石二鳥!ラッキーでした!
上記の中で、青いマーカーを引いた韓国語、トルコ語、台湾華語、広東語、ペルシャ語は全く知らない状況から、リヨンで出会った友達のおかげで習得することができた言語です。韓国語に関しては、隣国ということで韓国ドラマやK-POPを全く知らない私でも「オットケ~」「ケンチャナヨ~」だけ知っていました(笑)でもたったの二言だったんです。ほぼ知らないに等しい(笑)
私はリヨンに着いてすぐに韓国人の女の子4人と仲良くなり、帰るまでずっと一番近くにいてくれたのもその子たちだったため、韓国語は驚くほど素早く覚えていくことができました!彼女たちも日本に興味を持ってくれていて、元から日本語を少し知っている子もいたんです!私たちは普段何語で会話をしていたかというと、4か国語ごちゃ混ぜです。英語、フランス語、韓国語、日本語!私はその日常が楽しくて仕方なくて、帰ってきてまず恋しくなったのはいろんな言語をミックスして話すことができたその環境です。
例えば!
「ヨギィめっちゃbeaucoup de 韓国人イッソ!」
「Pouquoi?」
「モォラ、but I think il y a…」
※カタカナは韓国語(耳で覚えているのでハングルでの書き方を知らないことが多いです)
簡単に言うとこんな感じです(笑)言いたいことが一番に出てきた単語を使うんです。「そんなこと言ったら全部日本語やん!」って思うかもしれませんね。でもそれがそんなこともなく、不思議と出てくるんです。まるで日本語を話すかのように自然と!!
留学を終えて言語について私が思うことは、前述したとおり、言語は他の国の方と仲良くなる大きなきっかけになるということです!他の国の方が自分の国に興味を持ってくれていたら誰でも嬉しくなりますよね!私は運良く世界中の国の言語に興味があるので、クラスメイトに母国語での挨拶の仕方を聞くことから始めました。会うたびに「やっほー!元気?」とあいさつを交わす文化のあるフランスで生活できたことも今思い返してみたらラッキーだったのかもしれません。私は相手に合わせて言語を変えてそのあいさつのやり取りを繰り返していたら、様々な言語での挨拶を覚えることができたし、それをきっかけに様々な国の方と日に日に仲良くなっていくことができたんです!
私が言語から始まった出逢いの中で一番感動したのは、クラスメイトのトルコ人の男の子との出逢いです。私は日本の大学で難民問題について学んでいて、以前トルコに住んでいらっしゃったクルド人の方々と交流する機会もあったので、なんとなくトルコには興味がありました。しかし彼は日本への興味はゼロ(笑)仲良くなってから話を聞いたのですが、当時彼は前のセメスターで出会った日本人2人がものすごくシャイで友達になれなかったことから、日本人と友達になることを諦めていたそう(笑)そんな彼と仲良くなれたのは間違いなく言語のおかげでした。たまたま私の隣の席に座ることが多かった彼に、ほぼ毎日「トルコ語で○○はなんて言うの~?」と聞き続けました。そして次の日教えてもらったトルコ語を使うんです。そんな毎日を繰り返していたら彼は私に心を開いてくれるようになり、旅行に誘ってくれたり母国を案内してくれたり、、、!私は彼のおかげでトルコが大好きになり、ゼロから始まったトルコ語学習のモチベになっているんです!
私の留学生活は彼なしではとても語れません。彼のことだけで記事が書けるほどです(笑)それほど素晴らしい出逢いの始まりも言語への興味から始まったんです!
「国際交流がしたい!」そう思っている方はぜひ、相手方の母国語に興味を持ってみること、それを本人から聞き出し、教わった言葉を積極的に使うことにチャレンジしてみてください!!
これが海外生活を終えて私が思う国際交流のコツです。
その他、さまざまな国の言語を知っていたことで得したことはたくさんありました!自分の知っている外国語の母語話者と出会うとほぼ100パーセント仲良くなれるんです。そして国際交流したい欲がにじみ出ているのかわかりませんが、私は幸いなことに、どこを歩いていても外国人の方から声を掛けられることがとても多かったんです。そこからインスタグラムを交換したりWhat’sAppで繋がったり!私はそういった出逢いに毎回感動するし、これが自分が好きなことなんだと気づいたんです。趣味と言ってもいいのかどうか微妙なところですが、、、(笑)
だから日本に帰ってきて、こういう出逢いが減ってしまったことは残念でなりません。もちろん、COVID-19の収束を迎え、日本への外国人観光客は非常に増えました。しかし、日本人は普段道端ですれ違った人に話しかけることなど滅多にありませんよね、、、私も日本にいるとその空気に飲まれてしまい、外国人の方に話しかける勇気を失ってしまうんです(笑)
日本に帰ってきて、自分は日本から出て他の国にいた方が生き生きしているし、自分が「外国人」の立場でありたいと思うようになりました。
そんな私ですが、日本でも一応国際交流を楽しんでいるんです!もうすでに3年半続けているアルバイトですが、バイト先のパン屋に大変多くの外国人の方がいらっしゃるんです。英語を使うことにはかなり慣れたので、どうにか交流を図ろうと外国人の方には出身国を聞くことを始めました。自分が少しでも知っている言語の話者であれば、「こんにちは」「ありがとう」くらいその言語で言ってみると仲良くなれますし、留学期間で訪れたことのある国の方とはもうすでに話題があるわけです!中国人、韓国人のお客様は多いので、「お持ち帰りですか?」「こちらで食べますか?」はそれぞれの言語で言えるようにしています!外国人の方との交流が私のバイトのモチベです。そんなわけで、本当にウェルカムです!世界中の方々!!!(笑)
パン屋でバイトする中で一番感動した出逢いは、ブラジルから来たご家族です。2日連続で来てくださり、どちらもたまたま私がレジを担当したんです。ポルトガル語はできませんが、「昨日も来てくださいましたよね!?」と英語で尋ねると「あなたのことを覚えてる。昨日はありがとう。」と言ってくださったんです。数分後、イートイン席を利用していたそのお客様が、わざわざ私のところへ来て「ここの人はみんな優しいです」とカタコトな日本語で言いに来てくださりました。そこから少しお話していると、「一緒に写真を撮ってほしい」「インスタグラムを交換したい」などと言ってくれました。旅行で日本を訪れていてその日に帰国してしまったので、今後会う機会があるかわかりませんが、この一瞬の出逢い、私は大好きなんです(笑)
結果、4か月の海外生活を経て、私は自分が国際交流が大好きであると知ることができ、日本にいる自分とは違うより生き生きとした自分に出会うことができました。他の国の友達ができたことで、その国の歴史や文化、その国の言語に興味を持つことができたり、言葉は違くても人は通じ合えるということさえ学ぶことができ、ただの「語学留学」では収められないほど盛りだくさんの経験ができたわけです。
見る世界が広がり、自分の新たな可能性も期待できるようになったので、私はまた自分の将来について考え直しているところです。これからも私の経験や考えを発信していこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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